インディアンジュエリーのホールマークって何??
ホールマークとは…
Hallmark
辞書によると、商品の出所と本物であることを示すために商品につけられるマークとの事でした。
インディアンジュエリーのホールマークも正にその通りの役割を果たします。
基本的には”材質”と”製作者”の二つの刻印が打たれています。
材質は”stering silver”であることが多いので、インディアンジュエリーのホールマークという言葉を使うときは、基本的には”製作者”の刻印を指します。
つまり、このホールマークは誰の?=これを作ったのは誰?といった感じです。
誰が作った物か証明するための刻印であるホールマークはアーティストの数だけ存在します。
そして、同じアーティストであっても、たまにホールマークを変更したりするので、注意が必要ですね。
最近、ホールマークを変えたナバホのアーティストさんはこちら↓↓
Delbert Vandever氏
以前のホールマーク ”DV” |
今のホールマーク |
以前のホールマークはイニシャルだけでしたが、現在のホールマークはフルネームが入ってます。なんだかオシャレになってました 😎
ホピ族のBerra Tawahongva氏もホールマークを変えた事のあるアーティストの一人ですが、私は前のマークの方が好きだったなぁなんて思ったりします。
Delbert Vandever氏とは逆にシンボルマークからイニシャルの”BT”になっています。
上の写真だと分かりづらいかもしれませんが、以前のマークはこんな感じです。
よくお客様にタコ??と言われていましたが、マァサウ(神の様な存在)を表します。
(2020年2月現在は、手作業でのサインから更に変更されて、形の整った刻印(Bの下に棒)となっています)
過去の職人のホールマークを再利用された例もあるそうなので、ホールマークを追っていくと、インディアンジュエリーの歴史も垣間見れて面白いかもしれません 😛
ホールマークについて深く調べてみたい方には、こんな書籍がおススメです 🙂